医学部保健学科

お知らせ

未来の看護師たちに期待!! ~高校生一日看護学生体験を終えて~

 梅雨明けと同時に真夏日の暑さとなった7月27日、医学部保健学科看護学専攻で「高校生一日看護学生体験」を行いました。これは看護職の育成および熊本県内での就職を推進するために熊本県看護協会が主催し、看護系大学や専門学校等に委託されている事業です。熊本県下の高校生20名が元気いっぱいに参加してくれました。
 最初のプログラムは『認知症サポーター養成講座』を実施しました。認知症の人が経験している世界や症状の理解、接する時の心がまえなどについて講義を受けた後、ロールプレイを行いました。"道で迷っている認知症の人にどう声をかけたらよいか?"など、看護学生の先輩と一緒に一生懸命考えている姿が印象的でした。受講後は全員「認知症サポーター」となり、サポーターの証である"オレンジリング"を腕にはめて記念写真を撮影しました。これで帰り道に認知症の人に会っても声をかけられますね、という講師の言葉に笑顔でうなずいていました。
 次に、『高齢者体験』のプログラムでは、加齢に伴い視覚や聴覚、身体の動かしにくさなどを体験し、「お年寄りの大変さを経験できてよかった」「もっと看護を学びたいと思った」という声が聞かれました。
 最後に、学生ボランティアとして参加してくれた看護学生3年生とお茶を飲みながら『交流会』を行いました。進路のことや学生生活についていろいろな質問もあったようです。アンケートには「ますます看護の道に進みたいと思いました」「あらためて看護師になりたいと思いました」という感想を多くいただき、高校生の進路の検討や看護師育成推進の一助となりました。

担当:熊本大学医学部保健学科看護学専攻 地域看護学分野

高校生一日看護学生体験 高校生一日看護学生体験
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