大学院保健学教育部

課程の紹介 - 博士前期課程

博士前期課程

博士前期課程では、看護学コース、放射線技術科学コース、検査技術科学コースの3分野を設置し、一般学生並びに医療現場の社会人でも学びやすい教育課程を編成している。

看護学コースCourse of Nursing

 医療およびケアの質を改善・向上させ、研究力を兼ね備えた実践的、発展的な看護師・助産師・保健師を育成します。また、看護学・保健学の発展に寄与・貢献できる研究能力に優れた研究者・教育者や高度な看護ケアを提供できる専門看護師の育成を行います。なお、保健師または助産師あるいは看護師として3年以上業務に従事した者は、博士前期課程の看護学コースで教育に関する科目を履修すれば看護師等養成所等の専任教員になることができます。さらに、高等学校教諭専修免許状(看護)の教職課程認定も受けています。

放射線技術科学コースCourse of Radiological Sciences

 放射線を用いた診断・治療・管理技術のみならず、MRIや超音波など放射線を用いない医用画像の撮像技術や解析技術を対象に、実践的指導者や教育・研究者の養成を目標としている。日々進歩する医療機器の基礎的技術を取得し、臨床的実践的研究を通し臨床現場や研究においてもリーダーシップの発揮できる高度専門職業人を育成し、人々の健康や福祉の向上を目指す。
なお、大学院終了後には医学物理士の受験資格が取得できる。

検査技術科学コースCourse of Medical Laboratory Sciences

 検査技術科学コースでは、日々進歩し国際化していく医療技術において、より高度な臨床検査技術を取得し、臨床現場での実践的指導者の育成や、先端技術にも対応できる教育・研究者の養成を目標にしている。
本コースでは、形態学・病理学・生理学・細胞生物学・分子生物学、免疫学、血液学、生化学、臨床化学、遺伝子検査学、病原生物学、臨床検査学等の領域における最先端の研究を活かした教育を目指す。

遺伝カウンセリングコースCourse of Genetic Counseling

 ゲノム/遺伝医療が発展・拡充している現代の医療において、ゲノム/遺伝学を専門的に学び遺伝的課題を抱える人々のニーズに適切に対応することができる認定遺伝カウンセラー®を育成します。また、ゲノム/遺伝医療の発展に寄与・貢献できる研究能力を兼ね備えた人材を育成します。
 認定遺伝カウンセラー®は、質の高い臨床遺伝医療を提供するために、臨床遺伝専門医と連携し、遺伝に関する問題に悩むクライエントを援助するとともにその権利を守る専門家です。本コースは、認定遺伝カウンセラー制度委員会より養成課程の認定を受けていますので、本コースを卒業した者は、日本遺伝カウンセリング学会及び日本人類遺伝学会の共同認定である認定遺伝カウンセラーの受験資格を得ることができます。